
ES2 には、2 つのマルチ波形 LFO が搭載されています。どちらもルーター内でソースとして使用できます。

LFO 1 はポリフォニックです。すなわち、複数のボイスのモジュレーションに使っても、位相は固定されません。また、LFO はキー同期でもあります。キーを押すたびに、そのボイスの LFO 1 モジュレーションが 0 の位置から始まります。
位相が固定されないという特性を詳しく理解するために、キーボードでコードが演奏される場合について考えてみましょう。LFO 1 をピッチのモジュレートに使用する場合、たとえばあるボイスのピッチは上昇し、別のボイスのピッチは下降し、さらに別のボイスのピッチは最小値になるといったこともあり得ます。つまり、ボイス(ノート)ごとに独立したモジュレーションになります。
キー同期機能により LFO の波形周期は常にゼロから始まるため、各ボイスのモジュレーションは均一になります。LFO の波形周期がこの方法で同期されないと、個別のノートのモジュレーションは均一になりません。
LFO 1 は、3 つすべてのオシレータのピッチを制御するようにあらかじめ設定されています。この機能は、ほかのパラメータのモジュレーションと同時に使用できます。
LFO 1 は、内蔵のエンベロープジェネレータを使用することで、自動的にフェードイン、フェードアウトが可能です。
LFO 2 は単声(モノフォニック)であり、すべてのボイスでモジュレーションが同じです。たとえば、キーボードでコードが演奏される場合について考えてみましょう。LFO 2 がピッチのモジュレートに使用される場合、演奏されるコードのすべてのボイスのピッチが同期して上昇/下降します。LFO 2 は、プロジェクトのテンポが変化する間も完全に拍に同期する、律動的なモジュレーションエフェクトを作成するのに最適です。
LFO 1 の「EG」スライダ/フィールド:LFO によるモジュレーションのフェードインまたはフェードアウトにかかる時間を設定します。スライダの下に値がミリ秒単位で表示されます。「0」の目盛をクリックすると、LFO 1 エンベロープジェネレータがオフになります。
LFO 1 の「Rate」スライダ/フィールド:LFO 1 でのモジュレーションの周波数(速度)を設定します。スライダの下にヘルツ(Hz)単位で値が表示されます。
LFO 1 の「Wave」ボタン:LFO 1 で使用する波形を選択します。ES2 の LFO 波形を参照してください。
LFO 2 の「Rate」スライダ/フィールド:LFO 2 でのモジュレーションの周波数を設定します。LFO 2 は、 「Logic Pro X」 のテンポと同期できます。